いつもお問い合わせ・ご入庫ありがとうございます。FKエンジニアリングです。
先日、WEBよりご予約頂きましたお客様のMINI クラブマン(R55)のハイプレッシャーポンプ(高圧ポンプ)交換作業を行いましたのでそのレポートになります。
今回はお客様ご自身で高圧ポンプが故障しているかもしれないのでよく見てほしいとのことでご入庫いただきました。
この型のクーパーSで高圧ポンプといえばウィークポイントの1つでよく壊れてしまう部品でもあります。そして修理費用がかなりの高額になってしまう部品の1つでもあるので、しっかりとした点検が必要になります。
ちなみに高圧ポンプの故障が疑われる症状としては「エンジンが1発でかからない」だとか「アイドリングがばらつく」だったり「チェックランプが点灯する」なんてことが多いでしょうか。
特に「一度走り出せば何も問題がないのに、エンジンを止めてしばらく時間がたった後にエンジンのかかりが悪い」なんて場合には要注意です。
実際にロードテストをしたりコンピューター診断機を接続して詳細な数値の確認など様々な点検をさせていただきましたが、燃圧が規定値よりも圧倒的に低い(10分の1以下)数値しかでていませんでした。
ほかにも様々な点検をさせていただきましたがやはり高圧ポンプがダメなようで高圧ポンプの交換をすることに・・。
また、今回は高圧ポンプの交換にあたって高圧ホースと低圧ホースの交換も提案させていただきました。基本的には高圧ポンプを交換する際には同時に交換ができるといいんじゃないかなぁって部品の1つですね。
ただ、ご存じの方も多いかもしれませんがこの高圧ポンプ、純正品だと部品代だけで20万近くするというナンジャソレ案件なわけですが、今回は純正品よりもリーズナブルな優良社外品の高圧ポンプをご提案させていただきました。
この優良社外品を使用するだけで諭吉さん数枚分の価格が変わってくるので、純正品にこだわりのない方などは一考の余地があるのかなと。
ディーラーさんでは高額な純正品しか選択肢がありませんが、当社では比較的安価な社外品も選択できますのでお気軽にご相談くださいね。
そんなわけで実際に高圧ポンプを交換したわけですが、診断機を接続してのリアルタイムモニターでの燃圧をチェックしてみると見事に規定値まで数値が戻ってたのでまず一安心。
とはいえこれだけではまだまだ作業完了とは言えないので、入庫前の症状が再発しないかモニタリングしながら入念なロードテストを実施して、実際の走行でも問題がないかしっかりと確認をして初めて作業が完了となります。
最初にも触れましたがR56(ハッチバック)やR55(クラブマン)、R60(クロスオーバー)などこの型のクーパーSではハイプレッシャーポンプ(高圧ポンプ)のトラブルは多く、もはや定番と言ってもいいような故障といえるかもしれません。
初期症状ではエンジンのかかりが悪いだとかアイドリングがばらつくといった可愛いトラブルかもしれませんが、症状が進むとエンジンが全くかからなくなるだったり走行中にエンジンが止まってしまうなんてことにも・・。
当社でも今までに何台も高圧ポンプの交換をしていますが、高額な純正品だけではなく比較的安価な優良社外品をご紹介することもできますので、高圧ポンプのトラブルでお悩みの方は是非お気軽にご相談ください。
ということで、MINI クラブマン(R55)のハイプレッシャーポンプ(高圧ポンプ)交換のレポートは以上になります。今回はWEBよりご予約いただきありがとうございました。