いつもお問い合わせ・ご入庫ありがとうございます。FKエンジニアリングです。
先日、WEBよりご予約頂きましたお客様のMINI クラブマン クーパーS(R55)のオイルフィルターハウジングガスケット・サーモスタットハウジング交換作業を行いましたのでそのレポートになります。
今回はお客様より「オイル漏れをしているので点検・修理をしてほしい」とのご依頼で入庫いたしました。
色々と点検をしてみたところ、オイル漏れはオイルフィルターハウジングより発生していることが確認できたのですが、なんとサーモスタットハウジングからも水漏れが発生しているというまさかのダブルパンチ(>_<)
ただ、幸いにも作業内容的に同時作業ができるので今回はオイルフィルターハウジングのガスケットとサーモスタットハウジングの交換をすることになりました。
R56シリーズのミニではオイルフィルターハウジングからのオイル漏れとサーモスタットハウジングからの水漏れは定番のトラブルになります。
早速作業に取り掛かりますが、肝心のオイルフィルターハウジングやサーモスタットハウジングにアクセスするまでがなかなか大変で、バンパーやヘッドライトを取り外しエアコンガスを回収、コンデンサを外してクーラントを抜きラジエーターを取り外したらエキゾーストマニホールドに・・・といった感じ。
やっとの思いでオイルフィルターハウジングに辿り着いたわけですが、ガスケット(パッキン)は痩せ細りカチンコチンになってしまっています。
こうなってしまってはガスケット(パッキン)は何の役目も果たしてくれないので、結果としてオイルが漏れてしまうというわけなんですね。
外したオイルフィルターハウジングやオイルが漏れてドロドロに汚れている取り付け部周辺をきれいに掃除したら新品のガスケットを取り付けてオイルフィルターハウジングを組み付けていきます。
そして今回同時交換となったサーモスタットハウジングですが、こちらもR56ミニのウィークポイントで年数がたつと割れてしまったりヒビが入ってしまった結果、そこからクーラントが漏れてしまうということになります。
クーラント(冷却水)が漏れたまま乗ってしまうとオーバーヒートを起こしてしまったり、最悪の場合はエンジンが丸々ダメになってしまうことにもなりかねないので日頃から要チェックが必要な部品の1つです。
オイルフィルターハウジングとサーモスタッドハウジングの組み付けができたら、あとは取り外しをした時とは逆の手順で部品を取り付けていって作業は完了となります。
最後に診断機を接続してエンジン内部のデータ確認やロードテストを繰り返しながらのリアルタイムモニターの確認など様々な最終チェックを行って異常がなければようやく作業は完了となります。
MINIに限った話しではないのですが、輸入車を楽しむためには国産車と比べても定期的な点検や消耗品の交換など、日常的なメンテナンスが非常に重要になってきています。
当店では車検の際にはもちろん、オイル交換の時などにも今回のようなオイル漏れや水漏れがないかなどミニのウィークポイントを細かく点検しています。
もし、ミニにお乗りの方でオイル漏れや水漏れが気になる!なんて方がいましたらぜひお気軽にご相談くださいね٩( ᐖ )و