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先日、トヨタ 86/BRZ（ZN6/ZC6）の定番トラブル（ステアリング周辺からのカタカタ音）であるステアリングダンパーの交換作業を行いましたのでそのレポートになります。
ステアリングを左右に切るとカタカタ・コトコトと音がしたり道路上の段差を乗り越えるとガタガタガタッ！とステアリングが音を立てて小刻みに振動するといったような症状にお悩みの86/BRZ（ZN6/ZC6）ユーザーも多いのではないでしょうか。
これ、86/BRZの前期型に多いトラブルで、電動パワーステアリングモーター内部にあるステアリングダンパーの摩耗・破損が原因である可能性が大です。
初期症状としてはステアリングを左右に切ったときのカタカタ音がメインですが、症状が進むと道路上の段差を乗り越えた時にガタガタと小刻みな振動がステアリングを通して伝わるので足回りのトラブルと間違いがちなので注意が必要です。
そんなわけで症状が確認出来たらステアリングを取り外し、ステアリングシャフトを取り外して電動パワーステアリングモーターを分解していくという流れで作業を進めていくことになります。
エアバッグを取り外したり、ステアリング周りをそれなりにバラしての作業になるので腕に自信のある方以外はあまり自分で作業をしないようにしましょう。
ステアリングコラムを無事に取り外すことが出来たら電動パワーステアリングモーターにアクセスが出来るようになるのでモーターを分解していくと、カタカタ音の原因となる粉々に粉砕されたステアリングダンパーが姿を現します・・。
緑色のプラスチック製のギヤが粉々になっているのが写真でも伝わるかと思います。
たったこれだけの部品ですが、ギアが粉々になってしまった分クリアランスが発生してしまい、ステアリングを切ったときのカタカタ音や路面の凸凹でステアリングが振動するといった症状が発生してしまうことになります。
ちなみにこの部品、マニュアル上だと正式名称は「ラバースプリング」というらしいです。
さて、原因がわかったら新品のラバースプリングを新たに組みこんで電動パワーステアリングモーターをステアリングコラムに取り付けしステアリングを元通りにして作業は完了となります(‘◇’)ゞ
全てを組み込めた後、最終チェックとしてステアリングを左右に切ってもカタカタ音やコトコト音は一切しないようになり、ロードテストをしてみても路面の凸凹でステアリングからガタガタと振動が伝わることもなくなりました。
何よりステアリングを左右に切った際の不自然な遊びがなくなり新車時のようなクイックな操作感が戻ってきたのが素晴らしい٩( ᐖ )و
そしてこれはここだけの話なのですが、このステアリングダンパー（ラバースプリング）の交換はあまり86/BRZに詳しくないお店だと電動パワーステアリングモーターそのものの交換作業になってしまうことが多く高額な作業になりがちです。
その点、当店ではステアリングダンパーでの交換作業にて対応が可能となっており電動パワステ本体の交換費用よりも大幅に安く修理をすることが出来ますので上記の症状でお悩みの86/BRZユーザーの方はお気軽にご相談くださいね・・！
ということで、トヨタ 86/BRZ（ZN6/ZC6）のステアリングダンパー交換作業（ラバースプリング）のレポートは以上になります。
86/BRZ（ZN6/ZC6）にお乗りの方でステアリング周辺のカタカタ音にお悩みの方は是非お気軽にご相談くださいね٩( ᐖ )و
